1.ひまわりの栽培法

ひまわりの栽培は、皆さんも小学校で経験があることでしょう。普通の植物と同じように、特に難しいこともなく育ってくれますが、なるべくたくさんの種子を得るためには、いろいろな苦労があります。

場所

ひまわりは、大抵どんな所でも栽培することはできますが、水はけと日当たりは絶対に良くないといけません。畝を立てることで、水はけは回避できます。花が東に向く性質がありますので、観賞するスペースは東側に作った方が良いでしょう。

ひまわり畑の場所

土作り(4月)

ひまわりは、連作障害があると言われていますが、あまり感じたことはありません。10アール当たり、消石灰100kg、化学肥料100kg(N-P-K=8-10-8として)を元肥として、播種半月前に加えて良く耕耘しておきます。バイオ燃料を作るためですので、本来は人力がいいのですが、やはり機械に頼ってしまいます。多肥は、茎が徒長して倒伏の原因となりますので、やりすぎには注意しましょう。

ひまわり畑の土作り

種子

種子は、防かび剤処理が施されている方が良いでしょう。私たちは、油糧系の「ハイブリッドサンフラワー」を購入して使用しました。種子の必要量としては、大体、10アール当たり0.5~0.8kgが目安です。

ひまわりの種子

播種(5月中)

耕耘後、60~90cm間隔に畝立てをし、30~40cmおきに点蒔き(一点3粒、深さ5cm)をしましょう。播種機を使うと便利です。播種後は、水やりをまめに行いましょう。雑草防除のため、播種直後にラウンドアップのような、葉面吸収型の除草剤を散布すると効果的です。残留型の除草剤は使用しません。苗を作るときは、小型の育苗トレーに培養土を敷き、一粒ずつ撒いて、温室などで一週間ほど発芽させます。水やりを忘れずに。

ひまわり畑の播種

鳥との戦い その1

芽生えは、鳥さんにとって大好物なので、すぐに食べられてしまうため要注意です! 育苗したものを植えることで回避可能ですが、大量だと手間が大変です。あるところでは、播種後にダイアジノン(有機リン系農薬、劇薬!)を撒くそうですが、素人には無理ですね。

鳥さんに食べられないように

栽培

水やりだけは忘れずにしましょう。追肥は不要です。

大事な水やり

除草

ひまわりより背が高くなるような、オニアザミやススキなどは早めに取り除きましょう。

開花

開花初期の頃は、「向日葵(ひまわり)」という名の由来にもなっているように、花が太陽を追って首を回しますが、成長するにつれ東向きに固定されます。ハイブリッドサンフラワーは、5月に播種すると、大体60~70日後の7月末~8月頭に開花します。

満開のひまわり

受粉

ひまわりは他家受粉であり、種子を得るためには媒介する昆虫(ハチ、コガネムシ)が必須ですが、放っておいても、マルハナバチやクマバチなどが、どこからかかぎつけてやってきますので、特に受粉作業をする必要はありません。

ハチが受粉してくれる

台風との戦い

ある列が風により倒れると、将棋倒しになってしまうので、ヒモを数列おきに張り、ひまわりが倒れないように防御しましょう。

鳥との戦い その2

開花後受粉が上手くゆくと種子が成熟してきますが、ひまわりの種子は、小鳥やハムスターの最高のエサとして使われていることから、その頃から鳥さんたちが命がけで狙ってきます。ハイブリッドサンフラワーは、油糧用なのでよっぽど美味しいのか、味をしめた連中はとことん攻めてきます。花が下を向くと、鳥は種子を採ることはできないと言われていますが、少なくとも、富山県のムクドリやスズメは、そんなことお構いなしに、あの手この手を使って食い荒らしにきます。こちらも、防鳥テープや目玉バルーンなどを使って対抗しますが、あまり効果はありません。

とことん攻めてくる鳥

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