3.油の搾り方

乾燥したひまわりの種子から、いよいよ油を搾ります。種子が多い場合は、専門の業者に依頼しますが、実験や体験用に、大学の金属加工施設を使って、ダ・ヴィンチ式の手回し搾油機を作りました。

搾油はダ・ヴィンチ式手回し搾油機で

油が取れるかどうかを簡単に調べるには、種子の殻を割って取り出した中身を紙に挟み、ハンマーで叩くと染み出た油が紙に染みこむかどうかで確認できます。

ひまわりの種子は殻が固いので、そのまま搾るとなると、とても強い力でプレスできる装置を使わなければなりません。いろいろ調べてみると、電動の搾油機が市販されているようですが、私たちは、大学の金属加工施設を使って手回し搾油機を作りました。

ダ・ヴィンチ式の手回し搾油機

私たちが作ったダ・ヴィンチ式の搾油機は、歯車により小さな力を大きな力に変換して、大きな圧力を掛けることが特徴です。ハンドルを一回転させると、シリンダー部にあるピストンが約1mm下がります。約10kgの力を加えてハンドルを回すと、シリンダー部には5トンの力となって伝わります。直径50mmのピストンに5トンの力が加わるので、大変な圧力となります。この力で、固いひまわりの種子の殻が破れ、中から油がしみ出してくるのです。

シリンダー部に投入できる種子の量は約100g。両手に一杯ぐらいの量を、一度に投入することができます。搾油に要する時間は約20分。油はゆっくりとたれてくるために、搾りきるまでに時間がかかります。

製作した搾油機の名称からお察しの通り、本搾油機の機構は、かのレオナルド・ダ・ヴィンチが残した、オリーブ油搾り器のスケッチを元にしています。

ダ・ヴィンチのオリーブ油搾り器の模型

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