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2007・2008年度 ひまわりサークルの活動

主な活動

大学所有の畑(休耕地となっていた)を耕し、ひまわりを播種しました。みんなで協力して、畑の世話(水やりや除草など)を行っています。その間に、新入りのサークルのメンバーとの親睦会(バーベキュー)や、ひまわりが満開になる時期に花見をしたりしました。

採取したひまわりの種から油を採り、そのままBDFに変換するのはもったいないので、食用として使う事にしました。また、多くの人に活動を知ってもらうためと、楽しんで貰うために、大学祭にて、ひまわり油純100%で揚げたドーナツを販売することになりました。買って食べてくれた人が「おいしかった」といってくれていたので、とてもうれしかったです。

畑の世話や大学祭

2008年度は、小学生たちが協力してひまわりを育ててくれました。そして、小学生と共に、ひまわりから作ったBDFを燃料にしたバスを走らせました。来年からは、トラクターへの使用も考えています。小学生たちにも、自分たちが作った油でトラクターが走る様子を見せてあげたいと考えています。

小学生と共に

ダ・ヴィンチ式手回し搾油機

大学の金属加工施設を使って、ダ・ヴィンチ式の手回し搾油機を作りました。本学パステル工房で製造された搾油機は、鋼鉄製で、重さは150kg以上あります。5トンの圧力をシリンダーにかけて、一度に100gのひまわり種子から油を搾ることが出来ます。

写真左は、本学の神谷先生によって復元された、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したオリーブ油搾油機の木製模型です。

ダ・ヴィンチ式手回し搾油機

活動結果

富山県立大学裏の休耕地(502.5m2)でひまわりを栽培しました。ひまわりを採り終わるまでに、かかった栽培作業期間は148日間で、作業時間は延べ約559時間以上かかりました。作業時間については、1人で行うと1日8時間労働で、約70日間の労働に相当しました。

ひまわりの栽培本数は約2000本で、それから種子は約101万粒が採れ、乾燥させたひまわりの種は約55kgありました。その乾燥させたひまわりの種を搾り、約18.6リットルの油が採れました。その搾油効率は、種子100gあたり、搾油委託分43.6ml、ダビンチ式搾油機40.5mlとなります。また、畑を耕すために、草刈り機や中耕機などに約10Lのガソリンを使用し、化学肥料約60kg、石灰約100kgを投入しました。

結果から

ひまわりの種から油を搾り採れる量は、割合から見て、多くの量が採れないということがわかりました。だから、油などの燃料は本当に貴重であり、エネルギーは大切に使わなければいけないということも、活動を通してわかりました。

また、バイオエネルギーは決して「カーボンニュートラル」ではない、ということがわかりました。それは、植物を育てるためには、膨大な労力が必要で、また、大量の肥料が必要になります。日本での肥料原料は、ほとんどが外国からの輸入に頼っているのが現状で、輸送する距離が大きければ大きいほど、エネルギーがかかっていることになります。つまり、人の労力と肥料の輸送に使われるエネルギーなどを考えると、最終的に植物を育てるには膨大なエネルギーが使われていることになります。さらに、BDF変換にもエネルギーが使われています。

だから、バイオエネルギーの製造は、エネルギー収支を十分検討して行われなければ、逆に温暖化を進める結果になってしまうと考えられます。

活動に参加して

活動を通じて、一からの状態から、ほとんど人の手作業だけで行うことの大変さと難しさが、よくわかったように思います。特に、開墾のときは、雑草が生い茂っており、また、耕すとたくさんの石が大量に出てきたりして、なかなか耕すのが進まず大変でした。それは、ほとんど手作業で行っていたので、大きな石が出てきたときは掘り出すことが難しかったからです。

ひまわりから油を採ったとき、最初はひまわりの種から大分採れるかと思っていましたが、結果より、ダビンチ式の搾り機を使って、あまり採れなかったのと、採るのに半時間かけてやっと搾り採れたことがとても驚きでした。油は昔から貴重ということが実感できたように思います。

全体の活動と結果から、BDF変換を行うことが、最終的にマイナスとなってしまうということが、一番の驚きと、自分たちが考えていかなければいけない問題だと感じました。

最初の内の作業は、ほとんどが手作業だったので、かなりな労力と時間がかかり、とても大変でしたが、一からの状態(何も手をつけていないところ)を耕すという事の大変さが、よく実感できたと思います。また、ひまわりの油にしても、油の貴重さがよくわかったと思います。そのことが分かるためには、実際に体験することが一番だと思いました。だけど、それを体験することは、なかなかできるものではないと思います。ですので、このような貴重な体験をできたことを感謝したいです。

今後の活動内容

サークル集合

今後の活動としては、ひまわりの栽培を通して、油・エネルギーの大切さを知って貰えるように頑張りたいと思います。また、2008年のように小学生たちにも協力して貰えればと考えています。

法改正により、バスへのBDF混入ができなくなりましたので、トラクターへ使用して、畑を耕すといったことをして還元するようなことをできればとも考えています。

ひまわりの栽培や、油の搾る方法などを試行錯誤していければと思っています。

多くの人にこの活動が伝わり、地球温暖化やエコについて興味を持ってくれる人が増えてくれると、とてもうれしいです。

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